大谷翔平選手はドジャースと2023年12月に10年・1015億円という巨額の契約を結び大きな話題になりましたね。
しかし1015億円のうち97%は後払いという契約内容となっており、そちらも驚きでした。
大谷翔平選手の年俸はなぜ後払いになっているのでしょうか?
ドジャースの契約金の仕組みとメリットについてもまとめましたので、ご覧ください。
大谷翔平の年俸はいくら?
On the mound at Dodger Stadium, Shohei Ohtani. 👀 pic.twitter.com/8eiH68Q4rf
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) May 31, 2025
大谷翔平はロサンゼルス・ドジャースとの契約金は、
10年7億ドル(約1015億円)になります。
この大型契約金は、MLBだけでなくプロスポーツ史上もっとも巨大な契約となっています。
なぜ大谷翔平は年俸を後払いにした?

一般的な毎年の年俸制ではなく、大谷翔平選手はなぜ年俸後払いにしたのでしょうか?
後払いにするメリット・デメリットについて検証してきましょう。
メリットは?
まずは年俸後払いのメリットについて見ていきましょう。
贅沢税(ラグジュアリータックス)の回避
大谷翔平選手の契約は、「後払い分を現在価値に割り引いて」計算されます。
そのため贅沢税の対象となる「年俸総額」が約4.6億ドルに圧縮されますので、メリットと言えるでしょう。
チーム編成に有利(キャッシュフローの軽減)
しかしこの後払い年俸おかげでドジャースは、
2024年山本由伸投手(契約金:3億2,500万ドル)など、他のスター選手とも大型契約を結ぶことができました。
大谷翔平選手だけでなく、ドジャースにとってもメリットが大きい契約になっています。
個人の資産戦略にも有利?
プロスポーツ選手にとって引退後も定期的に安定した収入があることになります。
引退してから安定した収入を得られることは、プロスポーツ選手にとってメリットとしか言えないのではないでしょうか。
デメリットは?
メリットが大きいことが分かりましたが、一方で後払いにしたデメリットはあるのでしょうか?
年俸総額の現在価値が下がる?
仮に割引率を5%とすると、700Mドルの現在価値は約4億6,000万ドルになってしまいます。
「実質、割安で契約してる」ようにも見えると評価する方もいらっしゃいました。
怪我などで早期引退した場合のリスクは?
それ自体は引退後に支払いが続くこと自体は契約上確定しています。
大谷翔平選手にとってはリスクはないと言えるようです。
大谷翔平の年俸後払いの仕組みは?
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大谷翔平選手の契約金1015億円ですが、そのうち年俸として200万ドルを10年間受け取ります。
大谷翔平選手だけが異例ではなく、他のMLBプレーヤーでも後払い年俸の選手がいます。
トミー・エドマン選手(ドジャース)
5年7400万ドル(約111億円)で契約し、2500万ドル(約37億円)が後払いになります。
ブレイク・スネル投手(ドジャース)
5年総額1億8200万ドル(約272億円)で契約し、6200万ドル(約93億円)を後払いになります。
ボビー・ボニーヤ(元メッツ)
メッツは残り590万ドル(約8億8200万円)を支払う必要がありましたが、2011年〜2035年までを分割払いに。
利息を含めて2980万ドル(約45億円)に膨れ上がってしまい、支払いが終わる2035年まで年120万ドル(約1億8000万円)が支払われることになった。
ボビー・ボニーヤ選手のようなケースもあり、後払い年俸については賛否両論あるようです。
しかし球団側もルールをうまく活用しているため、何も問題はないという意見も見られました。
まとめ
大谷翔平選手の年俸後払いについてお届けしました。
一時的には金銭的な損はあるかもしれませんが、大谷翔平選手はチームの戦力アップと将来の安定収入を優先したのかもしれませんね。
CM収入は年1億ドル超とも言われているため、生活面でも何ら困ってもいないでしょう。
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